洪水に強いコメ開発へ
[ 313字|2013.12.30|気象 災害 (nature)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方北ダバオ州では、地球規模の気候変動に備え、洪水に強いコメの品種開発を進める方針だ。ロザリオ州知事が、同州タグム市でこのほど開かれた州内の関係者を集めた第1回コメ会議で明らかにした。
それによると、知事自身が州当局の顧問役、アナスタシア・ノタルテ博士に、洪水で1週間程度の水浸しになっても生育に支障がない品種を探すよう指示した。それとともに州当局も、気候変動に伴い今後予想される天候異変に対応できるよう農業担当部署で準備を進めるとしている。
同州では、昨年の台風パブロによる被災で、総額38億ペソの作物や関連施設への被害が出た。今年も1万ヘクタールに及ぶ農地が洪水に見舞われている。(23日・ブレティン)