台風ヨランダ(30号)
[ 337字|2013.12.8|気象 災害 (nature) ]
ミンドロ島の少数民族マンギャンも被災するも「支援なし」と人権団体が声明
人権団体カラパタンは7日、ルソン地方のミンドロ島に住む山岳少数民族マンギャンも台風ヨランダ(30号)によって被災しているにもかかわらず、政府からの支援が一切ない、とする声明を出した。
カラパタンの南部タガログ支部が最近、ミンドロ島の主要な町で救援物資の配布を始めたところ、山岳部から下りてきたマンギャン民族の住民たちが窮状を訴えたという。台風ヨランダにより、住民たちの焼き畑や家屋が破壊されて収穫物が無くなり、数週間にわたり食糧もなく飢えに直面しているほか、政府の支援活動も全く行われていないという。
同団体によると、台風ヨランダにより、西ミンドロ州サンホセ町だけで農業部門の損害額が1億1千万ペソに達したほか、漁師18人が行方不明になり、1万7041人が被災した。