台風ヨランダ(30号)
パラワン、アクラン両州被災地訪問のロハス内務自治長官、「被災前に戻りつつある」
ロハス内務自治長官は3日、台風ヨランダ(30号)で被災したルソン地方パラワン州、ビサヤ地方アクラン州ボラカイ島の観光産業が元に戻りつつあるとの見方を示した。
内務自治省の発表によると、ロハス内務自治、ガスミン国防、ソリマン社会福祉開発各長官は先週から、パラワン、アクラン両州の被災地を視察し、自治体関係者らと協議を行った。
ロハス長官は「幸い主要なリゾート地や観光名所は台風の矛先からは外れた。一部被害があったが、観光産業は元に戻りつつあり、回復の早さをうれしく思う」と述べた。
年末年始まで残り1カ月を切っており、3〜4月の休暇シーズンも迫っている。同長官は、シーズンに向け宿泊施設を修復しながら、建物の構造や住民の避難、土地利用計画などで、自然災害に強い地域作りを進めるよう、自治体に促した。
台風ヨランダは、アクラン州などがあるパナイ島、パラワン州北部も通過し、強風による家屋の倒壊などの被害が出た。ボラカイ島や、「新世界の七不思議」に認定されているパラワン州のプエルトプリンセサ地下河川国立公園は日本人にも人気の観光地。