台風ヨランダ(30号)
[ 331字|2013.11.26|気象 災害 (nature)|ビサヤ地方台風災害 ]
大統領府、9〜23日の15日間に食料140万袋配布。物資の公平な配布を強調
大統領府は25日、台風ヨランダ(30号)の被災地で、9〜23日の15日間に合計約140万袋の食料を配布したと発表した。支援の遅さや不足が指摘される中、ラシエルダ大統領報道官は「トラックや船を駆使し政府の支援活動は被災地各地に行き渡っている。物資が公平に配布されることを保障する」と強調した。
1袋に入っているのは、コメ6キロ、缶詰8個、即席めん8袋、インスタントコーヒー8袋の計約380ペソ相当で、5人家族の2〜3日分の食料を想定している。
被災地では、一部のバランガイ(最小行政区)議長ら自治体首長が、10月のバランガイ選挙の有権者リストに基づいて物資を手渡したり、対立候補に投票した住民には渡さないなど、政治がらみの不公平な配布が問題になっている。