台風ヨランダ(30号)
死者、行方不明者数は、それぞれ5235人、1613人となり、計6848人に達した
24日午前6時現在の国家災害対策本部発表によると、台風ヨランダ(30号)の死者、行方不明者は、それぞれ5235人、1613人となり、計6848人に達した。負傷者は2万2501人。
州別の死者数(行方不明者数)は、レイテ4432人(1524人)、東サマール258人(20人)、サマール224人(38人)、イロイロ112人(4人)、セブ73人(なし)、カピス72人(1人)、パラワン19人(6人)、アクラン13人(なし)、アンティケ12人(14人)など。
全半壊した家屋数は114万棟で、73万8千世帯の345万5千人が避難生活を続けている。被災者数は216万世帯、1001万人。
死者数をめぐっては、アキノ大統領が被災5日目の12日、「1万人は多すぎる。2千〜2500人だろう」と発言し、国内外のメディアが大きく報道した。
結果的に、死者数が5千人を突破し、大統領の「見通し」が外れたことについて、ラシエルダ大統領報道官は23日、ラジオ局の取材に対し「(発言当時には)一部被災地の情報がなかった。決して、死者数を控え目に発表したわけではない」と説明した。