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3月15日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 330字|2010.3.15|気象 災害 (nature)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

エルニーニョのせい?

 人間などを襲う猛毒の蛇、キングコブラが東ダバオ州マティ市内で次々目撃されている。3歳の子どもが襲われかけたり、鶏を狙われた農民が2匹を殺したとの報告もある。地元で「バナコン」と呼ばれる毒蛇の王者は、今月に入って少なくとも10匹が民家の近くで目撃された。

 キングコブラがすみかとするのは湿気の多い森林や竹やぶの中。一体、なぜ大脱走を始めたのか。野生動物保護局の専門家によると、エルニーニョによる雨不足が続き、通常のすみかから涼を求めて人家に近づいているのではないかという。この蛇が耐えられる最高気温は摂氏35度という。一方、山林の開発なども加わってえさ不足が生じ、食物を求めて人家に接近しているのでは、との観測もある。

(9日・インクワイアラー)

気象 災害 (nature)