フィリピン自動車部品製造業者組合(PPMA)のファーディ・ラケルサントス会頭は、比国内の製造業を強化して雇用をさらに創出し、東南アジア諸国連合域内の自動車市場で比が競争力を持つために国内の自動車組立業界に対して国内製造部品の調達率を現在より引き上げ、特定の調達率を遵守することを義務付ける政策を進めるよう比政府に対し求めた。インドネシア政府が国内調達率の遵守を義務付けて同国の自動車部品業界が活性化された例を同会長は紹介し、比政府に同様な政策立案を要請した。ラケルサントス会頭によると、同組合は1997年ごろの最盛期には140社のメンバーが加盟しており、当時の国内部品の調達率は80%に達していたという。しかし、現在は同組合のメンバー企業は40社ほどに減っており、国内部品調達率も20%程度にとどまっているという。同会頭は調達率の遵守義務の引き上げは数年間にわたり徐々に実施するべきだともしている。(2日・スター)
部品国内調達率義務付け訴え
2025/2/5
経済