作付け面積拡大で籾米生産量2.8%増
[ 326字|2024.12.20|経済 (economy)|econoTREND ]
統計庁によると、今年10~12月期の国内の籾米生産量が740万トン超となる見込みで、前年同期比2.8%増と拡大する見通し。連続台風の被災を受けたにもかかわらず、稲の作付け面積が同期に180万ヘクタールと前年同期比2.8%増えたことが生産量拡大につながった。同庁によると同期の1ヘクタール当たりの籾米生産量は4.13トンで昨年並みだった。前期7~9月期の籾米生産量が前年同期比12%減と落ち込むなど過去3四半期連続で前年同期比減と下落していた。これで2024年通年の籾米生産量は1930万トンになると見積もられ、前年実績比3.8%減と農務省では予測している。2020年に記録した1929万トン以来、4年ぶりの低水準にとどまる見通しだ。(18日・スター)