中銀の規制強化で地方銀の再編進む
[ 327字|2024.12.4|経済 (economy)|econoTREND ]
中央銀行が、地方銀行の最低資本金を5000万ペソに引き上げることなどを軸とした地方銀行の規制強化を実施したことで、地方銀行の再編が進んでいる。フィリピン証券取引委員会は10月30日、プロデューサーズ・セービングス・バンクによるコミュニティー・ルーラルバンク・オブ・サンフェリペ=本店サンバレス州=の吸収合併を承認した。また、中銀は11月14日付の決定で、コミュニティー・ルーラルバンク・オブ・メデリン=本店セブ州=の閉鎖を命じた。最低資本金条件を満たさなくなったことが要因とみられ、同行の資産は預金保険機構の管財下に置かれた。一方、中銀の金融政策委員会は8月に資金洗浄防止条項違反で両替商のウノ・フォレックスの登記を取り消した。(11月29日・スター)