23年国内総貯蓄額35%増の6.6兆ペソ
[ 283字|2024.7.1|経済 (economy)|econoTREND ]
フィリピン統計庁によると、2023年末時点での総貯蓄額は6兆6000億ペソで、前年の4兆8900億ペソから35%増加した。貯蓄額は個人や企業、政府機関の収入から消費(支出)や投資に向けられる支出を差し引いた額。21年度の総貯蓄額は3兆8700億ペソだった。オイコノミア・アドバイザリー&リサーチの社長兼筆頭エコノミストであるジョーン・リベラ氏によると、23年の総貯蓄額の拡大は金利高止まりによって個人や企業、政府機関による支出が抑えられたことが要因という。特に金融機関を除く民間企業による内部留保が4兆5200億ペソと全体の7割近くを占めている。(30日・スター)