国家経済開発庁(NEDA)によると、国家イノベーション評議会(NIC)が26日に人工知能(AI)技術に関する能力開発や産業構築、政策立案に向けた専門シンクタンクを結成することを承認した。同評議会の副議長を務めるバリサカンNEDA長官は「われわれはフィリピン人労働者たちがAIの発展に対して効率的にアップスキルや技術移行を成し遂げるために適切な準備を行う必要がある。これを実現するためにはフィリピン国内においてAI開発をどのように位置づけるのか正確に知る必要がある」とシンクタンク設立の趣旨を訴えている。AIシンクタンクを率いるのは科学技術省で、今後、実務者グループを結成する。グーグル&アクセス・パートナーシップが2023年に実施した調査研究によると、フィリピンでAI技術を本格採用してデジタルスキル開発に注力した場合、2030年までに比の経済的付加価値は2兆8000億ペソに達すると予測されている。(28日・マニラブレティン)
AIシンクタンク NEDAが設立承認
2025/3/31
経済