比バナナ輸出量23年は3%減か
[ 352字|2024.1.22|経済 (economy)|econoTREND ]
国連食糧農業機関(FAO)によると、フィリピンの2023年のバナナ輸出量は220万6000トンで、前年比約3%減少する見通し。物流問題に加えて新パナマ病が広がったことが要因。国別輸出量ではエクアドル(予想輸出量619万トン)、グアテマラ(同245万トン)に次いで世界3位で、アジア地域では依然トップ。フィリピンバナナ栽培・輸出業者組合が昨年4月に発表したデータによると、比国内の約1万5000カ所のバナナ農園で新パナマ病感染が確認されており、国内のバナナ産業の見通しに暗い影を落としている。輸入バナナの75~80%を比産バナナが占めているとされる日本市場でも昨年1~7月期の比産バナナ輸入量は前年比2%減少している。昨年の世界のバナナ輸出量は1917万トンで前年比5万トン増えている。(19日・スター)