3カ月連続で電力卸売り価格下落
[ 360字|2023.8.24|経済 (economy)|econoTREND ]
フィリピン独立電力市場運営会社によると、ルソンとビサヤ地方を管轄する電力卸売りスポット市場(WESМ)で8月17日時点における平均売電価格が1キロワット時当たり5.43ペソと前月の5.66ペソから下落した。売電価格の下落は3カ月連続。8月の電力供給量が1万5396メガワットと7月の1万4917メガワットより拡大したのに対し、電力需要量が1万1283メガワットと7月の1万1386メガワットから縮小し、供給過多が顕著となったことが要因。一方、ミンダナオ地方におけるWESМの8月17日時点の平均売電価格は4.86ペソと前月7月の3.79ペソから1ペソ以上も高騰している。国内のWESМ市場はルソン地方で2006年6月、ビサヤ地方で10年12月、ミンダナオ地方で23年1月にそれぞれ運営を開始している。(22日・スター)