石炭価格下落で上半期純益26%減
[ 311字|2023.8.9|経済 (economy)|econoTREND ]
鉱業大手セミララマイニング&パワーの今年上半期(1~6月)決算によると、純益は192億ペソで前年同期比26%減少した。第2四半期(4~6月)の平均石炭価格が1トン当たり4151ペソと前年同期比23%下落したことに加え、大雨など天候不順でアンティケ州にあるモラべ・ナラ炭鉱の生産量が約300万トンと同12%減少したことなどが要因。一方、韓国と中国向けの輸出は同22%増の450万トンと好調だった。国内向けの出荷量はセメント企業からの受注量が33%減少したことなどから190万トンと前年並みにとどまった。セミララマイニングは1月に日本向けの試験出荷を行い、7万8000トン余りをJパワーに納入した。(8日・インクワイアラ―)