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　経営再建中のフィリピン航空（ＰＡＬ）を傘下に持つ持株会社ＰＡＬホールディングスは、１日の比証券取引所への報告書で、ＰＡＬに巨額の債権を持つ国内銀行や海外の航空機リース会社などに対し自社の株式を債権と交換することで大筋合意したことを明らかにした。同航空に債権を有するのは社主のルシオ・タン氏がやはり所有するフィリピン・ナショナル・バンク（債権額8903万ドル）、ナン財閥傘下のアジア・ユナイテッド・バンク（同7507万ドル）、シー財閥のＳМグループの一角を担うチャイナ・バンキング（同6539万ドル）、アボイティス財閥のユニオンバンク（2000万ドル）などとなっている。これらの債権銀行や航空機リース会社のＰＡＬホールディングス株式保有比率は今後、20.5％を占めることになるという。（３日・インクワイアラー）