ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2012.8.27|経済 (economy)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
カカオ豆、増産へ
チョコレートの原料となるカカオ豆の生産が世界的な需要に追いつかず、ミンダナオ地方の生産農家が増産を迫られている。
ミンダナオ・カカオ産業開発協会のトゥルトゥル理事長によると、世界のカカオ豆需要は2020年には5百万トンに達する見通しで、予想生産量4百万トンでは百万トン不足する。このため、生産増を促すには、カカオ農地の拡大が急務となっている。
南ミンダナオ地方のカカオ豆生産は現在年間7千トン。この地域だけで、20年までに10万トンへ増産する必要がある。ダバオ市とダバオ3州、コンポステラバレー州のカカオ農地は計2万ヘクタール。20年の生産目標の達成には、カカオ豆の木7百万本を新たに植えなければならない。(26日、インクワイアラー)