ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 326字|2012.8.13|経済 (economy)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
6・8%の高成長予測
国家経済開発庁によると、ミンダナオ地方ダバオ地域の今年の経済成長は昨年の4・1%を大きく上回る6・8%が見込まれる。これは、政府の今年の成長目標5〜6%より高い。不動産と情報技術(IT)分野が好調で、中国へのバナナ輸出が落ち込むなど、農業分野の不振を補完するとみられる。
ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)産業では、大手の「コンバージーズ」社などが新たにダバオに進出して、経済成長に寄与した。また、マニラ首都圏の不動産業者がダバオ市内や北ダバオ州で、新事業を立ち上げた効果も大きい。一方、年間7億2千万ドルの実績のあるバナナ輸出が落ち込むのは必至で、アキノ大統領が農業省に対策を指示している。(6日、ビジネスワールド)