ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 309字|2011.5.9|経済 (economy)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
海草研が後押し
ミンダナオ地方コタバト市に設立された海草研究所が、イスラム教徒自治区(ARMM)の海草産業の育成を後押しすると期待されている。農務省の漁業海洋資源局が440万ペソをかけて新設した。同局のハジャ・サルマ・サブダニさんによると、同研究所では海草の品質や生産性の向上を支援するという。
海草は加工食品のほか、ねり歯磨き、シャンプー、塗料などの原料として世界的な需要がある。一方で隣国インドネシアが生産高では、比をはるかにしのぐ。
ARMMは、比の海草生産高の約6割を占め、最貧地域のひとつとされる中、主要産品となっている。アブダニさんは、新研究所が地域経済の活性化につながると考えている。(6日、ビジネスワールド)