渡米問題
[ 1069字|政治 (politics) ] 有料前大統領の渡米問題をめぐる論議が白熱。司法当局が事態収拾のカギを握った
ひざの治療を名目としたエストラダ前大統領の渡米問題をめぐる議論が白熱している。今月半ばアロヨ大統領が明確に容認姿勢を見せ、前大統領との間に政治的取引があったとの見方が一気に強まった。だが、大統領府は「前大統領は不正蓄財の罪に問われた被告。(渡米許可は)司法の権限」と反論。当の前大統領までが「取引はない。わたしの境遇に同情しているだけ」と大統領を擁護する始末。だが、検察当局は渡米に反対の姿勢を崩そうとしない。事態収拾のカギは裁判所と検察の司法当局に委ねられた格好となっている。