「財政目標緩和も辞さず」 財務相が成長優先姿勢明示
[ 2117字|経済 (economy) ] 無料SONA後経済会見で財務相「インフラ事業継続のためには財政目標緩和も辞さず」
首都圏パサイ市比国際会議センターで25日、施政方針演説(SONA)後に経済関係閣僚・経済界代表らが一堂に会し比経済の現状と政策を議論する年に一度の「ポストSONA経済会見」が開かれた。政府歳入と財政規律を担うジョクノ財務相は、2022年に7・33%だった財政赤字対国内総生産(GDP)比を28年までに3%、22年に60・9%だった累積債務残高対GDP比を25年までに60%以下、28年までに約51%にするという現政権の中期財政計画目標を説明した上で、外的要因により経済が落ち込んだときは「目標にこだわらず赤字を拡大してでもインフラ投資を継続する」と明言。財政規律より成長を優先する立場を明確にした。