ミンダナオ和平
[ 1065字|社会 (society) ] 有料アキノ大統領、警官隊と国軍の連携不足認める。国民に協力訴え事態沈静化図る
アキノ大統領は首都圏マニラ市のマラカニアン宮殿で28日午後6時40分から演説を行い、警官40人以上が死亡したミンダナオ地方マギンダナオ州でのモロ・イスラム解放戦線(MILF)らとの交戦で、実行部隊の国家警察特殊部隊(SAF)と現地に駐屯する国軍との連携が十分に取れていなかったことを初めて認めた。国会議員らから「和平交渉を中断すべき」との声も上がる事態を招いており、大統領自らが国民向けに「ミンダナオ和平実現」への協力を強く呼び掛け、緊急事態の沈静化を図ったものとみられる。