PAL機をハイジャック 手投げ弾で武装の男性
[ 1205字|社会 (society) ] 有料着陸直前に飛び降り 乗客ら291人全員無事
二十五日午後三時十五分ごろ、ミンダナオ島ダバオ市からマニラ国内空港に向かっていたフィリピン航空(PAL)812便(乗客二百七十八人、乗員十三人)が、ルソン島上空を飛行中、手投げ弾などで武装した男性一人に乗っ取られた。犯人は同空港に着陸する直前、首都圏の東部上空で同機から飛び降りた。パラシュートのようなものを着用していたとみられ、国家警察が行方を追っている。同機は同日午後四時二十分すぎ、マニラ空港に着陸、乗客乗員は全員無事だった。国内便を狙ったハイジャック事件は、一九八二年五月以来十八年ぶり。