文化センター開発に弾み
[ 771字|社会 (society) ] 有料最高裁で国側が勝訴 土地紛争に決着
パサイ市ロハス通り沿いのフィリピン文化センター(CCP)が建つ埋立地の一部五十五ヘクタールの所有権をめぐり、国と埋め立て工事を請け負った業者との間の紛争がこのほど、国側の訴えを全面的に認めた最高裁判決で決着した。同文化センターは、国庫補助はなくほぼ独立採算でフィリピンの芸術・文化を支えてきた「文化の殿堂」。CCPに問題の土地の管理・運営を委託している国の所有権が明確にされたことで、周辺地域の総合開発にさらに弾みがつきそうだ。