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11月14日のまにら新聞から

減刑の鈴木被告

 [ 1685字|社会 (society) ] 有料

無実主張の代償は9年半で1,000万円超。刑務所内での生活費、弁護費用に消える

 1審で死刑(大麻所持罪)を言い渡され、最高裁判決で終身刑に減刑された鈴木英司被告(47)=愛知県渥美町出身=は13日、首都圏南部にあるニュービリビッド(通称モンテンルパ)刑務所内でマニラ新聞の取材に応じ、「(1994年4月の逮捕以来)9年半で生活費や弁護費用に1千万円以上使った。無実を訴えようにも金がないと続かない」と語った。刑務所内で「生活費」がかかるのはなぜか。どうして大金が必要なのか。同被告の話などを基に、日本人の想像を超えた獄中生活の一端を紹介する。(酒井善彦)■半分は弁護に