「密輸、ジャパゆき、活動家」 気鋭の若手が新事実に光
[ 2252字|社会 (society) ] 無料第29回フィリピン研究会全国フォーラムでは比社会・コミュニティーの知られざる側面に光を当てた若手研究者の報告が異彩放つ
22日~23日にかけ都留文科大(山梨県)で開催されたた第29回フィリピン研究会全国フォーラムは、2日で延べ参加者約150人が参加する異例の盛り上がりをみせた。中でも異彩を放っていたのは、戦後に「密輸」を通じて地域経済を潤していた人々の存在や、80年代から「ジャパゆき」として訪日し定住した女性たちのその後など、フィリピン社会・日本フィリピンコミュニティーの知られざる側面に、自分の足で集めた情報で光を当てた若手研究者による報告だった。