かつての敵は「重要な友人」 「死の行進」から76年 バタアンで勇者の日式典
[ 767字|社会 (society) ] 有料バタアン半島の米軍降伏から76年。サマット山で「勇者の日」記念式典が開かれた
太平洋戦争初期にルソン地方バタアン半島の米軍が日本軍に降伏してから76年目の9日、同半島ピラール町にあるサマット山で式典が開かれ、フィリピンの退役軍人や若者ら千人以上が参列、羽田浩二駐比日本大使も出席した。この日は日本軍が捕虜として連行した比米の兵士が多数犠牲になった「バタアン死の行進」の発端になった日としても知られ、比では兵士たちを称える休日「勇者の日」となっている。