ミンダナオ和平
[ 1600字|政治 (politics) ] 有料モロ・イスラム解放戦線議長、アキノ現政権に改憲要求。和平合意の大前提に
比政府とイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)の和平交渉で、MILFのムラド議長は5日、ミンダナオ地方マギンダナオ州スルタンクダラット町内にあるダラパナン基地内で記者会見を開き、「現憲法の範囲内で、イスラム教徒の政治的問題は解決できない。アキノ現政権が現憲法に固執する限り、問題は解決しない」と憲法改正を迫った。同議長が、和平合意の前提として改憲に言及したのは初めてで、「憲法は聖書でもコーランでもない。政治的意志があれば変えられるが、比政府側は(交渉で改憲など)本質的課題を避けようとしている」と現政権の交渉姿勢を批判した。