比日EPA
[ 2512字|経済 (economy) ] 有料病院側のノウハウ生かした徹底指導と本人との二人三脚で看護師試験合格
難解な漢字を多数含む医療日本語の高い壁と、限られた受験機会などがネックとなり、国家資格取得が絶望視されていた経済連携協定(EPA)に基づくフィリピン人、インドネシア人看護師・介護福祉士候補者の受け入れ制度。3月26日、比人1人とインドネシア人2人の計3人が看護師国家試験の難関を突破、合格という悲願の朗報が届いた。特に、比人合格者は2009年5月の渡日からわずか9カ月余りでの快挙達成。渡日直後、ひらがなとカタカナの区別もつかなかったこの候補者の合格は、独自のノウハウを生かし徹底指導を続けた、受け入れ病院側との「二人三脚」による努力の結実と言える。(大矢南)