ミンダナオ和平
[ 1184字|政治 (politics) ] 有料モロ・イスラム解放戦線と比政府が策定した覚書に関して、最高裁が違憲判決
和平交渉を進めてきたイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)と比政府が八月上旬に締結予定だった「父祖伝来の土地」認知問題に関する覚書の違憲性が問われた裁判で、最高裁大法廷は十四日、「(覚書で広範な権限移譲が定められた)統治機構の設立は(統治対象となる地域の)事実上の独立を意味する。共和国憲法とは相いれない」として、政府側敗訴の違憲判決を言い渡した。また、統治対象地域に組み込まれる予定だった自治体首長らとの事前協議なしに、比政府が覚書を策定した点についても、「国民の知る権利を侵害した」との違憲判断を示した。