リパ大虐殺 26日に55年周年
[ 893字|社会 (society) ] 有料「現地で被害者追悼を」比日文化協会が呼びかけ
太平洋戦争末期、旧日本軍がバタンガス州リパ市の住民一万人以上を殺害した「リパ大虐殺」が始まって、二十六日で五十五年が経過する。日系企業が同市の工業団地に相次いで進出するなど日本との経済関係が強まる中、約十年前から被害住民との交流を続けてきた市民団体、比日文化協会(マカティ市)の三木睦彦会長(84)は「日本人一人ひとりが現地に足を運ぶことで、虐殺された被害者のことを思い、今後の比日関係を考えてほしい」と呼びかけている。