高度1万mで男児誕生
[ 250字|2020.06.11 ]
アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ発マニラ行きのフィリピン航空(PAL)のエアバスが6日、ベンガル湾沖上空約1万1千メートルを飛行中、機内で海外就労の比人女性の陣痛が始まった。客室乗務員がチームで助産師代わりを務め、男児が生まれた。衛星電話で地上の医師からアドバイスを受け、へその緒も切り取った。飛行機はその後、タイ・バンコクのスワンナプーム空港に緊急着陸した。母子ともに健康で「空の上での命の奇跡」とPAL広報担当。男児はアラビア語で「高い」を意味するアリと名付けられた。(10日・Pジャーナル)