木につかまり3時間耐えた女性が救助される
[ 256字|2019.12.29 ]
ビサヤ地方をクリスマスに襲った台風ウルスラ(29号)による洪水で、暗闇で木につかまり生き残った女性がいる。女性はイロイロ州バタッド町のアルマさん(64)。田んぼに囲まれた家に住んでいて、兄の通夜のために集ったおい一家とめいの5人が一緒だった。家の周囲の水位が上がり始めた午前2時ごろに避難を始めたが、めいのエルジー(12)が目の前で水に流された。「真っ暗で何もできなかった」とアルマさんは泣きながら語る。その後自身も流された。たまたま手に取ったマドレデカカオの木につかまり救助を待ったという。(28日・テンポ)