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3月31日のまにら新聞から

新防疫区分を発表 首都圏ECQは延長か

[ 903字|2021.3.31|社会 ]

 ドゥテルテ大統領は29日夜の国民向けテレビ演説で、4月1日からのコロナ対策に関する新防疫区分を発表した。それによると、カガヤンバレー地域のキリノ州とサンチャゴ市(イサベラ州)を修正防疫強化地域(MECQ)に置くこととした。MECQは4段階の防疫区分のうち2番目に厳しい区分で、指定の期限はキリノ州が4月15日まで、サンチャゴ市が4月30日まで。

 また、大統領によると、4月末まで一般防疫地域(GCQ)に指定されるのは、コルディリエラ行政区全域をはじめ、カガヤンバレー地域のカガヤン、ヌエバビスカヤ、イサベラ(サンチャゴ市を除く)の3州、カラバルソン地域バタンガス州、東ビサヤ地域タクロバン市、ミンダナオ地方のダバオ市、イリガン市と南ラナオ州。

 聖週間の4月4日まで1週間、一番厳しい防疫強化地域(ECQ)に指定されている首都圏とブラカン、カビテ、ラグナ、リサールの近隣4州を除く、その他の地域は4月末まで、一番規制が緩い修正一般防疫地域(MGCQ)になる。

 ▽保健省が延長推奨

 大統領は演説でECQ指定されている首都圏と近隣4州に触れたが、5日以降についての方針は明確にしなかった。

 一方、ベルヘイレ保健次官は29日のテレビインタビューで、新型感染症省庁間タスクフォース(IATF)に首都圏などのECQをさらに1週間延長するよう推奨したことを明らかにした。

 同次官は「防疫強化措置による感染者や病床利用率への影響を確認するため、ECQは少なくとも2週間とするのが理想的だ」と説明している。

 5日以降の対応については、ドゥケ保健相が29日のラジオで、3日に感染状況などのデータを評価した上で、ECQを延長するかどうか決めることを明らかにした。

 国内の新規感染者数は29日に過去最多の1万16人を記録、病院などのコロナ病床や隔離施設の利用率も上昇している。このため、医療専門家からは「1週間のECQでは不十分。さらに延長すべきだ」との意見が根強い。3日までに感染動向に大きな変化が見られない限り、首都圏と近隣4州のECQが1週間以上延長される可能性が高くなった。(谷啓之)

社会

中国艇、記者船を追跡 パラワン沖160キロの比EEZ

[ 518字|2021.4.11 ] 無料記事

【南シナ海の比EEZ内で中国艇2隻が、比の記者が乗った船を追跡】 南シナ海にあるフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内で8日、中国の艦船が比大手メディアABS─CBNの取材班を乗せた船の進路を妨害、追跡するという事態が起きた。英字紙スター電子版などが報じた。  ABS─CBNのサンブラノ記者によると、取材班がパラワン島から南沙諸島(スプラトリー諸島)のアユギン礁(英名セカンド・トーマス礁)に向かう途中、中国海警局の艦船が一直線に接近、無線で「何をしている」と聞いてきた。比人船長はパラワン島に引き返すことを決断し、船がパラワン島方面に向かったにもかかわらず、中国海警局の船はその後1時間におよび追跡。海警局船が追跡を止めた後は、別の中国小型艇2隻が現れて再び取材船を追跡した。「小型艇は紅稗型ミサイル艇で、各艇が2発のミサイルを搭載していた」と同記者は報告した。  この事態が起きたのはパラワン島から90カイリ(約165キロ)の排他的経済水域内。比国軍のティンドッグ報道官は9日、サンブラノ記者らの協力を受けて調査を始めると発表した。  2019年9月にもアユギン礁へ向かう輸送船を中国が妨害していることをパネロ大統領報道官(当時)が指摘、中国に対する不快感を示したことがある。(竹下友章)