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1月24日のまにら新聞から

議長や議員らにより良い待遇を 上院のバランガイ関連法案

[ 763字|2020.1.24|社会 (society)|新聞論調 ]

 これまで、バランガイ(最小行政区)の議長や職員の待遇改善を推進する法案が上院議会にいくつか提出されている。ラピッド上院議員が起草した法案は、バランガイ議長や議員、バランガイ職員、ボランティアらに社会保障と教育・研修、およびスキルアップの機会などの福利厚生を提供するものだ。

 また、アンガラ上院議員の法案は、バランガイ議長や議員に対し正規の国家公務員としての身分を与え、それに見合った給与水準と福利厚生を保障しようとするものだ。同法案では、水道や公共交通機関へのアクセス、学校や保健センターの利用を住民が確実にできるようにし、バランガイホールを設置するなどの基礎的な住民サービスを提供するように全てのバランガイに求めている。

 一方、トレンティーノ上院議員が提出した法案では、バランガイ議員と紛争調停員、およびバランガイ職員らに対してインセンティブを与え、税金を免除することが定められている。同法案のもう一つの重要な点は、議員が業務に関して法的ないし行政上の問題に巻き込まれた場合を想定し、法的身分を与える条項を盛り込んでいることだ。

 ナボタス市のあるバランガイ議長は同法案を支持している。というのも、彼は2016年の中間選挙の際、自分のバランガイ事務所に、ある市職員を連れてきた男たちのグループを受け入れたものの、投票を巡る買収行為をしたと疑われる人物から、逆に誘拐や違法な拘束等だとして、訴訟を起こされてしまった。しかし、この議長は訴訟に対して、反訴を試みたが、依って立つ法的地位がなかったので困っているのだという。

 全国のバランガイ議員のほとんどは、平均的な収入を受け取る一般の人々だ。現在上院に提出されている法案は、こうした人々に経済的にも法的にもより良い立場や待遇を与えるだろう。(22日・ブレティン)

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