ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 306字|2016.5.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
カカオ豆農家助成で基金
環境天然資源省とドイツ国際協力協会はパナイ島で、2億ペソに上るカカオ豆農家向けの森林環境保護プロジェクトを開始した。ドイツとフィリピン・カカオ財団の合意に基づく計画で、基金はドイツ側が負担する。
同協会の担当者によると、プロジェクトはカカオ豆の持続的な生産、管理、市場調査の推進によって、生産者の社会経済条件を改善することを目指す。
ドイツ側はすでにアクラン、アンティケ、カピス、イロイロ4州にまたがるパナイ山域の20自治体のカカオ豆農家のため2800万ペソを拠出した。また同地域における森林管理を持続的に行うため、技術援助も検討されており、同地域の自治体も協力するとしている。(11日・ブティン)