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シリーズ・連載

日本人戦犯帰国60周年

第1回 ・ 「強いきずなで結ばれた戦犯仲間を持てたことが何より良かった」と元死刑囚の宮本さん

 1953年7月22日、フィリピンでBC級戦犯裁判にかけられた旧日本軍将兵108人を乗せた白山丸が横浜港に到着した。米軍に投降後、戦犯裁判を経てニュービリビッド(モンテンルパ)刑務所で受刑生活を送り、キリノ大統領(当時)の恩赦で釈放、あるいは終身刑に減刑され帰国したのだ。対日感情が依然厳しく、日比両国に国交がまだなかっ...

第2回 ・ 助命嘆願から児童憲章へ 洋画家・加納莞蕾の軌跡

 大山を望む島根県・安来市。その中でも緑深い山里の広瀬町布部に瀟洒(しょうしゃ)な白壁を持つ美術館が立つ。備前焼のコレクションで知られる加納美術館。ここで、5月30日から9月30日まで、洋画家・加納莞蕾(1904〜77年、本名・辰夫)の特別展示が行われている。戦前、地元で教師をしながら、独立美術協会の設立に関わり、戦中...

第3回 ・ 戦時下の受難、「赦し」の背景。キリノ大統領の恩赦令

 フィリピンBC級戦犯裁判で死刑や有期刑を宣告され、ニュービリビッド(モンテンルパ)刑務所に服役していた100人を超える日本人戦犯に対し、ちょうど60年前の1953年7月に恩赦令を出したキリノ大統領。彼は、戦争末期に市民10万人が犠牲になったと言われるマニラ市街戦で妻子4人を日本兵に殺された。永井均・広島市立大学准教授...

第4回 ・ 偉大なヒューマニスト ブニエ元モンテンルパ刑務所長

 フィリピン政府によるBC級戦犯裁判で裁かれた死刑囚を含む100人を超える日本人戦犯は、キリノ大統領による恩赦が出るまで約5年間をニュービリビッド(モンテンルパ)刑務所で服役した。14人の死刑囚が一晩に絞首刑に処されるなど死と直面する厳しい現実に置かれたが、フィリピン刑務当局からは比較的寛大な扱いを受けたようだ。その象...