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お知らせ

 【まにら新聞紙媒体発行停止のお知らせ】日刊まにら新聞は、今月30日付をもちまして完全デジタル化に移行し、ウェブサイト並びにPDF(ニュースレター形式)での記事配信に移行させていただきます。印刷紙面発行を再開して以降、皆様に支えられて継続してまいりましたが、社会や生活のデジタル化が加速する中、より早く、より便利に、そして幅広くニュースをお届けするために今回の決断に至りました。現在、印刷版を購読していただいている皆様には、ウェブ版への移行、バンドルでご契約の皆様にはウェブ版の期間延長などをご案内いたしますので、電話「02・5310・3429」もしくは、電子メール「jpdesk@manilashimbun.com」までお問い合わせください。創刊以来、紙媒体を通してご支援くださった皆様に御礼申し上げます。引き続きデジタル版にて変わらぬご愛読を賜りますようお願い申し上げます。

2024/10/10 10:10

9月7、14、21、28日の各日曜日は休刊日です。

2024/10/10 10:10


シリーズ・連載

日本人戦犯帰国60周年

 1953年7月22日、フィリピンでBC級戦犯裁判にかけられた旧日本軍将兵108人を乗せた白山丸が横浜港に到着した。米軍に投降後、戦犯裁判を経てニュービリビッド(モンテンルパ)刑務所で受刑生活を送り、キリノ大統領(当時)の恩赦で釈放、あるいは終身刑に減刑され帰国したのだ。対日感情が依然厳しく、日比両国に国交がまだなかっ...

 大山を望む島根県・安来市。その中でも緑深い山里の広瀬町布部に瀟洒(しょうしゃ)な白壁を持つ美術館が立つ。備前焼のコレクションで知られる加納美術館。ここで、5月30日から9月30日まで、洋画家・加納莞蕾(1904〜77年、本名・辰夫)の特別展示が行われている。戦前、地元で教師をしながら、独立美術協会の設立に関わり、戦中...

 フィリピンBC級戦犯裁判で死刑や有期刑を宣告され、ニュービリビッド(モンテンルパ)刑務所に服役していた100人を超える日本人戦犯に対し、ちょうど60年前の1953年7月に恩赦令を出したキリノ大統領。彼は、戦争末期に市民10万人が犠牲になったと言われるマニラ市街戦で妻子4人を日本兵に殺された。永井均・広島市立大学准教授...

 フィリピン政府によるBC級戦犯裁判で裁かれた死刑囚を含む100人を超える日本人戦犯は、キリノ大統領による恩赦が出るまで約5年間をニュービリビッド(モンテンルパ)刑務所で服役した。14人の死刑囚が一晩に絞首刑に処されるなど死と直面する厳しい現実に置かれたが、フィリピン刑務当局からは比較的寛大な扱いを受けたようだ。その象...