フィリピンのカンポス一族が率いる食品メーカー大手のデルモンテ・パシフィックの米食品子会社、デルモンテフーズは1日、特定の主要融資先と合意を結び、米ニュージャーシー州破産裁判所に米連邦破産法第11条の適用を申請したことを明らかにした。今後、自社の売却に向けた取り組みを開始する。また、破産手続き中の資金繰りを支援するため、9億1250万ドルの資金を確保しており、破産手続き中も事業を継続する。親会社のデルモンテ・パシフィックは今年3月、比証券取引所に対し、2024年5月~25年1月までの9カ月間における決算報告を行った際、米国子会社の赤字拡大で、同期の損益が9224万ドルの損失となり、前年同期比82%増加したと発表していた。(2日・インクワイアラー)
デルモンテフーズ 米破産法適用を申請
2025/7/4
経済