ロドルフォ貿易産業次官=投資委員会局長兼務=は、包括的自動車産業復活戦略(CARS)に代る、自動車組立事業に対する一連の優遇措置を定める新たな「競争力向上のための自動車産業再活性化(RACE)プログラム」を実施するための合同行政通達が2か月後に発令される見込みだと明らかにした。今年8月末までに同省と財務省、そして予算管理省による合同行政通達を発令し、9月から自動車メーカーからの参加申請を受け付ける予定。RACEプログラムによると、比政府はガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関を有する4輪自動車の3モデルに対してその国内組立を支援するもので、総額90億ペソ規模の財政支援を計画している。1社に対して30億ペソまでの設備・工具調達などの支援を行うほか、資本支出額の40%までの投資支援も受けられるという。このプログラムに参加できる資格としては当該モデル車を10万台以上組立てることや、登録モデルの発表から市場販売まで2年以内で実現させることなどが求められる。(6月29日・スター)
自動車組み立て向け 新優遇措置発令へ
2025/7/1
経済