国家食糧庁（ＮＦＡ）は、４月24日時点における同庁が抱える備蓄米の量が756万袋（１袋50キロ）に拡大し、過去最高を更新したことを明らかにした。昨年同時期の717万袋に比べて5.4％増加している。ラリー・ラクソンＮＦＡ長官は「まだコメ調達向け予算120億ペソが未執行のため、この収穫期にコメの調達をさらに強化する」と述べた。コメ備蓄量は2023年に97万3527袋、22年に230万袋、21年に416万袋となっていた。農務省は近くビサヤ地方などでマルコス政権の公約だったコメ１キロ20ペソでの販売を開始する計画を明らかにしており、その元手となるＮＦＡの備蓄米を順調に増やす必要がある。ＮＦＡは国内のコメ農家から備蓄米を調達することが義務付けられており、従来は９日分だった強制備蓄米量が現在は15日分まで拡大されている。（26日・インクワイアラ―）