パガンダマン予算管理相は、2025年の財政収支赤字幅について、政府目標の１兆5400億ペソの範囲内に納まると自信を示した。対国内総生産（ＧＤＰ）財政赤字比率も5.3％と24年度の5.7％から改善するとしている。特に今年の政府財政については、５月に行われる中間選挙の影響により経済が活性化し、税収拡大が見込まれるために財政赤字が大幅に拡大することはないとしている。しかし、デラサール大のエコノミストであるマリア・オプラス氏は、政府が進める生活困窮者向け現金給付事業が予想以上に膨張する可能性があることや、選挙関連支出の一部は政府予算から流用されることから今年の財政赤字幅は政府目標を超えると予想している。（１日・スター）