経営多角化を進めるコンスンヒ財閥の中核持株会社、DMCIのイシドロ・コンスンヒ会長兼社長は同グループが今後、農業と再生可能エネルギー事業に注力すると表明した。同社は現在、西ネグロス州カンドニ町にアフリカアブラヤシ農園を開発中で、まず6000ヘクタール規模の開発を目指すが、今後5年で最大1万2000ヘクタールまで拡大させる。また、日本の丸紅とフィリピン大ロスバニョス校と提携してカーボンクレジット事業向けに150万本の樹木を1万5000ヘクタールの土地に植林する事業を開始すると7月に発表した。植林事業地は最大10万ヘクタールまで拡張も可能。さらに、同社が炭鉱を経営するセミララ島に風力および太陽光発電所を建設し、ミンドロ島の電力グリッドに接続させる計画で、総発電量規模は2000メガワットを超える可能性があるという。(13日・マニラタイムズ)
農業と再エネに注力DMCIが表明
2025/10/14
経済
