メラルコとサムスン原子力発電開発で提携
[ 327字|2024.10.16|経済 (economy)|econoTREND ]
マニラ電力(メラルコ)と韓国大手財閥のエネルギー・鉄鋼・化学部門子会社、サムスンC&Tはこのほど、フィリピンと韓国との首脳会談に合わせて、比国内における原子力発電開発事業で提携することを定めた覚書に署名した。両社は、比国内で小型モジュール炉を使った原発事業の他に、大規模な原発開発の建設にも積極的に関与する意向を示している。メラルコは最近やはり韓国企業の斗山エネルビリティとの間で、原子力発電を含む低炭素発電事業の開発に向けた覚書を締結している。比エネルギー計画によると、比政府は2032年までに総発電量1200メガワットの原子力発電所を開発し、2050年までにその発電量を4800メガワットまで引き上げることを国家目標に定めている。(15日・スター)