24、25年コメ輸入量 比が世界トップに
[ 356字|2024.10.16|経済 (economy)|econoTREND ]
米国農務省によると、フィリピンのコメ輸入量は2024年に前年比2.2%増となる470万トン、25年は490万トンに拡大して世界最大のコメ輸入国になる見通し。同省予測によると、エルニーニョやラニーニャの影響、さらに連続台風の被災などで比のコメ生産量は24年通年で1270万トン、25年には1230万トンに減少する見通しで、コメの輸入増加が避けられない状況だとしている。また、インドが最近、一部の白米の輸出禁止措置を14カ月ぶりに解除したため、国際市場におけるコメ価格が下がっており、比のコメ輸入拡大を後押ししている。比統計庁によると、今年1~6月期の国内のコメ生産量は853万トンで前年同期比5.5%減少している一方、コメ輸入量は1月1日~10月3日までに329万トンを記録している。(14日・インクワイアラ―)