メラルコ30年までに1000億ペソ超支出へ
[ 388字|2024.2.27|経済 (economy)|econoTREND ]
マニラ電力(メラルコ)は25日、長期的な持続可能性戦略に基づく脱炭素事業を中心に2030年までに総額1000億ペソ以上を支出すると明かにした。同年までにグループ企業内の二酸化炭素排出量を現行より20%削減するため、傘下のMジェン・リニューワブル・エナジー(Mグリーン)を通じて太陽光および風力発電事業を加速し、再エネ発電事業からの電力調達を拡大する。具体的には太陽光および風力の発電能力を1500メガワットに引き上げ、再エネ発電を通じた調達電力量も1500メガワットに引き上げる。Mグリーンは159億ペソを投資して太陽光発電事業とバッテリー・エネルギー貯蔵システム(BESS)の拡張事業を急ピッチで進めている。メラルコのパギリナン会長兼CEOは「原子力やBESSのような次世代技術を活用してグリーンエネルギーへの移行を加速させる」と明言している。(26日・ビジネスワールド)