メガワールドが建設会社を逆提訴へ ビル工期遅延問題で
[ 387字|2023.11.27|経済 (economy)|econoTREND ]
不動産開発大手のメガワールドの親会社であるアライアンス・グローバル・グループを率いるケビン・タン最高経営責任者(CEO)は、首都圏パシッグ市における高層ビル建設事業を発注した請負建設会社のDatem社が工期に大幅に間に合わず途中で請負建設業者を変更するなどし、多額の損失を負ったとして、契約不履行などで提訴する考えを示した。タン氏によると、同市で建設を計画していた28階建て高層ビルの建設を請け負っていたDatem社は2019年10月から22年8月にかけての約3年間にわずか5階分しか工事が進捗できず、しびれを切らしたメガワールド社がEEI社に請負企業を変更したところ、1年間で同社は工事を完成させたという。Datem社は最近、メガワールド社が当該ビル建設事業などの事業費8億7300万ペソの支払に応じないとして首都圏の地方裁判所に提訴していた。(21日・マニラタイムズ)