マイニラッド水道の断水問題 首都圏水道局が調査着手
[ 441字|2022.1.26|経済 (economy)|econoTREND ]
マニラ市やパラニャーケ市、カビテ州など首都圏西部とその近隣州に水道を供給するマイニラッド水道会社が昨年12月から今月にかけて長期間にわたり一部サービス区域で断水している問題で、首都圏水道局が調査に着手すると明らかにした。同局によると、マイニラッド水道の管轄区域の中でもラグナ湖からの湖水を飲み水に処理しているプトゥタン浄水処理場(PWTP)から水道を供給しているモンテンルパやラスピニャス、パラニャーケ、パサイなど首都圏各市や、カビテ州イムス市などでは昨年12月6~22日までと12月27日〜1月15日まで一部地域での断水を発表。その後、1月21日も含めて2月15日ぐらいまで断水が続くとも発表されている。同社は断水の原因として、長引く北東季節風の影響で同処理場の取水システムに砂や泥などの堆積物が溜まり浄水処理過程に支障が出ているためと説明。首都圏水道局では処理場の管理運営などに問題がなかったか調査を実施し、結果次第では同社に罰則を科すとしている。(25日・インクワイアラー)