PNB銀行の純益6倍に 親会社LTグループは38%減
[ 286字|2021.11.15|経済 (economy)|econoTREND ]
ルシオ・タン氏率いる複合企業LTグループは1~9月期の連結損益が99億5千万ペソの純益で前年同期比38.2%減少した。しかし、傘下の拡大商業銀行大手、フィリピン・ナショナル・バンク(PNB)は1~9月期純益が243億ペソと前年同期比で6.3倍まで拡大した。所有する不動産資産の売却利益が計上されたため、純益が大きく増えた。ただし、この売却益は親会社のLTグループの決算には反映されないため、PNBのLTグループに対する収益貢献は貸倒引当金が拡大したことから52億ペソの損失として反映された。LTグループの収入の33%はたばこ事業が占めている。(13日・インクワイアラー)