PAL純益大幅減 収入減と経費高騰
[ 326字|2024.11.15|経済 (economy)|econoTREND ]
フィリピン航空(PAL)の1~9月期決算報告によると、純益が前年同期比55%減の67億6000万ペソに落ち込んだ。旅客収入の減少と、機体保守や燃料調達などの経費が高騰したことが要因。旅客数は1170万人と順調に伸びたものの、旅客収入は1156億6000万ペソと同4%減少した。また、機体保守経費が174億8000万ペソ、運営経費が646億9000万ペソに増加した。また、同期に機材アップグレードやキャビン運用効率の改善などに投入した資本支出額が150億ペソに達したという。PALはコロナ禍を経験した後の構造改革が奏功し、11四半期連続で黒字経営を続けている。また、最近、マニラ~シアトル便の運航を開始するなど北米路線も強化している。(13日・スター)