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　格付け大手ムーディーズはこのほど、フィリピンの最新経済見通しを発表。今後も政府によるインフラ支出が進み、海外の経済活動も活発なことから堅調な経済成長が続き、2017年通年の国内総生産（GDP）伸び率予想を従来の6.5％、18年度も6.8％にそれぞれ据え置いた。ただし、国会の税制改革法案が成立して政府歳入の増加につながるのか、また、イスラム過激派の動きやドゥテルテ政権が進める麻薬戦争による政治的不透明感が強まれば、比の経済成長にも陰りが出てくると懸念を表明した。（15日・スタンダード電子版）